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深水 郁(Aya Fukami)の日記。ライブスケジュールや日々の出来事を書きます。ピアノを弾いたり歌ったり。絵も描くよ。
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2006.06.27.Tue 「音無き音の音楽」
齋藤徹さん( http://tetsu-saitoh.com/ )のコントラバスのソロ・ライブを聴きました。 それで考えたこと。 (写真・考えているところ。) 太い弦を弓でこするたっぷりとした響きも堪能しましたが、途中、 キュッとか、 カスッとか、 シュッとか、 ビュンッとか、 弓が楽器をかすめたり、弓が空を切ったり、 それからもっといっぱい、ああやったり、こうやったり…、という、 「音無き音の音楽」がありました。 演奏する姿も、まるで踊っているかのようでした。 音は空気の振動が伝わってきて聴こえるものだけれど、 音無き音の音楽は、 空気の無い真空の空間でパクパク喘いでいるかのような感じでした。 とても饒舌で、観ていて、引きつけられ、揺さぶられました。 私はダンスを「目で観る音楽」と呼んでいますが、 その「目で観る音楽」にとても近かった。 ダンサーと称する人でもこんなに踊れないんじゃないかと思うくらい。 身動きのその先に音がある感じ。 言葉にならないものを言葉にしていくことを、 (無形のものを有形にしていく、というのかな…) 時にとても難しいと感じて、 それは出来た方がいいことで、 出来なくちゃならないんだと思っていたのですが、 「音無き音の音楽」は、 私がこうでなくちゃならないのかなと思っていたことを、 逆向きに遡る(さかのぼる)のでした。 一方向を向いて、こっち側が世界だと思っていたのに、 くるりと反対側を向いたら、そっち側も世界だった、という感じ。 翌々日、トリオ・ロス・ファンダンゴス(地元福岡のタンゴ・バンド!アルゼンチンから帰国したばかり!http://tlftango.com)と齋藤徹さんが共演されたタンゴのライブも聴きに行きました。 こちらは「言葉」が明確な音楽で、これもとても楽しかった!
2006.06.24.Sat ふらふらと
ふらふらとしているのは、どうやら熱のせいです(笑)。
早く寝て治さなければならないのですが、 どうしても書いておきたいことがいくつか。 いくつかの、その1 東京の青山にある「ときの忘れもの」というギャラリーにお邪魔しました。 (「ときの忘れもの」 http://www.tokinowasuremono.com/ ) オーナーご夫妻、スタッフの方々も、 見ず知らずでいきなりメールを送り、訪ねて行った私を、温かく迎えて下さいました。 草間彌生さんの作品を扱っているギャラリーで、 ”彌生弾き”(←私が勝手に名前を付けている奏法です)の入っているCD「ふかみあや」を、 なんと草間さんに届けてくださったのです。 「草間彌生さま」と手紙を書いて添えてもらったのですが、 こんな宛名の手紙を書く日がくるとは思いませんでした! ギャラリーのスタッフの方が直接アトリエに届けてくださり、 草間さん、きっと聴いて下さっているとのことでした。 オーナーの綿貫さんから、草間彌生さんの制作の様子などのお話を聴いていると、 草間さんは、私が思っていた通りの少女のような方なので、嬉しくなりました。 私が草間彌生さんに惹かれるのは、やっちゃってる人、突き抜けている人、だからです。 ずっと前に丸を描き始めて、今も描いている人。 ずっとずっと、それをやめなかった人。 思ったことを本当にやっちゃう人。 そして自分を信じている人だと思う。 草間彌生さんにいつか必ずお会いしたいです。 いくつかの、その2 群馬県の温泉旅館「渓山荘」を訪れました。 (「渓山荘」 http://www2u.biglobe.ne.jp/~keizanso/ ) 川場村という自然に溢れたところにあって、 ご飯を食べていると背後からビョコ〜ンとカエルが跳んで来たりします。 牧場があって馬もいる旅館です。 ベルギービールが20種類も飲める旅館です。 電子ピアノがあって、いつもは生ピアノでしか演奏しない私の曲を、 あちこちボタンを押していろいろな音色で弾いてみたら、 女将さんの操さん(きれいなお姉さんみたいな女将さんです)曰く「メロディが気持ちいい!」、 演奏が終わる頃には「肩こりが治ったみたい♪」とまでおっしゃって、 そんな風に聴いてくださって本当に嬉しかったです。 渓山荘内のギャラリーで、今年の秋以降に個展をさせていただくことになりました。 だから絶対また行くんです♪ いくつか、その3 絵本作家、のぶみくんにCD「ふかみあや」を送りました。 (のぶみくん http://www.nobmi.com/ ) 以前お会いした時に、「CDとか無いの?作ればいいのに!自分の作ったものが形になるって、すっごく楽しいよ!」と 熱く熱く語ってくれたのが、ものすごく印象的だったんです。 のぶみくんが絵本を出版するようになる前は、 自作の絵本300冊(!!)の入ったリュックを背に出版社をいくつも回ったそうです。 それで出版社の間で有名人になったそうです。すご〜い! それからNHKの「おかあさんといっしょ」でのぶみくんのアニメが毎日、7年もの間、放送されるようになったそうです。 日本の10歳以下の子どもで、のぶみくんの絵を見たことの無い子はいないのだそうです! そして、どうやら私よりも一つ年下らしいので、人生の濃度の違いに驚いてしまいます。 のぶみくんのホームページの日記を読んでいたら、 「皆が遊んでいる時も絵本のことを考えている、皆が寝ている時も絵本のことを考えている、 そういう人が絵本作家になれるんだと思う。」ということが書いてあって、「そうだ、そうだ、そうだ!」と強く思いました! そして、のぶみくんから「CD聴きました」のメッセージと、絵本が贈られてきました。 「音楽のことは分からないけれど抜群にいいと思いました。」と。わ〜、嬉しくて何だか信じられない! 絵本は『ばかんばかんぶー』(絵本館)。 主人公の「かんちゃん」は去年生まれた息子さんかな♪ こうして、こうして、こうしたら、すごく楽しい、ハッピーエンドの絵本でした。 「かんちゃん」にいつも寄り添っている猫に注目してしまうのでした。 既に私の愛読書になってしまいましたが、友だちの赤ちゃんにも読んであげます♪ いくつか、その4 明日は(もう今日だけど。書いてたら熱も引いてきたみたい。…お腹が空いてきました。) コントラバス奏者の齋藤徹さんのソロライブを聴きに行きます。 6月24日(土)けやき通りのギャラリーモリタで20時〜 (ギャラリーモリタ http://www.g-morita.com/myf/ ) 私にとってものすごく大切な時間になると思う。 これを読んだ福岡の人で今晩お暇な方は是非! というわけでした。 今日のブログ、おしまい。
2006.06.13.Tue いま
まだいつ帰るか決めていないのですが、
福岡を離れて過ごしてます。 滞在先の近所(と言っても車で40分くらい…)の公共施設の音楽室で ピアノ借りて弾いてます。 シルバー人材派遣の方たちが日替わりで事務室におられて、 昨日の方は、利用者が私一人だったので、コーヒーを淹れて下さったり、 今日の方は、あちこち問い合わせて下さって、ついに利用料が無料になりました。 ありがたいです。 今月は月末にしかライブを予定していないので、 今やっているのは、普段よりも入念な指の練習(右手の中指と薬指の間が他に比べて硬いことが判明。 知らないうちに薬指を使わなくて済む運指ばかりしてました。もっと柔軟によく拡がりますように。)、 練り直しが必要な曲に取り掛かったり、 歌詞だけ書いていたものに曲をつけたり、 来月のライブに使うための曲作りをしたり、 来月、ライブ初参加のAVANでやる曲の中の難しいフレーズ(ちょっとずつテンポアップしてるんだけど、まだまだ…)の 反復練習をしたりしています。 そして、先週、知り合いの可愛がっていただいていた大切な人が亡くなったので、 その人の曲も作りました。 生きているうちに聴いてもらいたかった。 そもそも生演奏を聴いてもらったことも無かった。 私は、周りの人(特に目上の人)に対して、 気後れというか緊張してしまうのか、 メールで連絡をとる時は「詳しくはお会いしたときに…」 そして実際にお会いすると「詳しくはまたメールで…」と、 コミュニケーションを後に後に延ばす傾向があるようです。 今は今しかない、という思いをもっと強く。
2006.06.05.Mon 2006年6月7月ふかみあやライブスケジュール
■6月29日(木)
1st 19:30〜/ 2nd 21:30〜 music charge¥500 ふかみあやソロライブ(piano&vocal) カビリア・カフェ 福岡市中央区六本松2−6−5(城南線 六本松バス停前) tel 092−731-2455 http://www.cabiria-cafe.com/ ピアノ弾きます♪歌います♪ お食事もできるお店です。 六本松の歌、歌います!! ☆今月からここのお店でのライブが2stageになりました。 この時間だったら間に合う!という方、お仕事帰りにどうぞお立ち寄り下さい。 ■7月7日(金)21時半〜 ¥1500 ふかみあやソロライブ(piano&vocal) Namazu 福岡市中央区春吉3丁目25-1 春吉ビル1F tel 092-752-6687 http://www.geocities.jp/haruyoshinamazu/index.html ふかみあや、Namazuに初登場。 このお店のピアノとどんなコラボレーションができるか楽しみです♪ ■7月24日(月)20時〜 ¥1500 alternative vibes after noise (AVAN)ライブ avan(b) 藤井雅和(sax)藤山和哉(ds)ふかみあや(p&key) JazzSpot RiverSide 福岡市博多区中洲3-7-34-2F tel 092-281-6843 http://www.jazz-riverside.com/ いつもお世話になっているリバーサイドでのライブ! AVANというバンドで参加します。こんなの初めて!!なライブです。 是非聴きにいらして下さい! ■7月27日(木) 1st 19:30〜/ 2nd 21:30〜 music charge¥500 ふかみあやソロライブ(piano&vocal) カビリア・カフェ 福岡市中央区六本松2−6−5(城南線 六本松バス停前) tel 092−731-2455 http://www.cabiria-cafe.com/ お食事もできるお店です。 六本松の歌、歌います!! cafe楽屋でのレギュラー・ライブはしばらくお休みさせていただきます。
2006.06.04.Sun 犬のふりする山羊
いろいろ書きたいんだけど、とりあえずこの間見た夢の話。
山羊を電車で運ばなくてはならなくて、 5人くらいのグループで、その真っ白い山羊を取り囲んで移動。 電車に乗るのに山羊ではあまりに目立ちすぎるので、 山羊みずから犬のふりをした。 角は無くなったし、耳も下へ向けて長く垂れて、 ゴツゴツした足もスラッとなったみたい。 白くてほっそりした、目の細い犬。 青空の下、ホームから電車に乗り込む。 他の乗客から見えにくいように山羊を囲んでドアの側に。 二駅くらい乗ったら降りる。 次の電車が来たらまた一駅か二駅乗って降りる。 これを何度か繰り返して、ついに目的地に到着。 やった〜!やった〜!拍手して万歳して、おしまい。 山羊、お疲れ様!と思った夢でした。 |