深水 郁(Aya Fukami)の日記。ライブスケジュールや日々の出来事を書きます。ピアノを弾いたり歌ったり。絵も描くよ。
2022.12.08.Thu スポンサーサイト

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2006.07.26.Wed alternative vibes after noiseライブat RiverSide7・24終了!

初めて参加した、
alternative vibes after noise(AVAN)のRiverSideでのライブが終了しました!
avan(b) 藤井雅和(sax)藤山和哉(ds)ふかみあや(p&key)  

もう一昨日のことなのだけど、
ライブ以降、頭の中で流れてる音楽がずっとAVANの曲。
耳で他の3人の音を見ながら、
その音の場に抽象画を描いていくような、そんな感じでキーボードを演奏していました。
ペダルを使って音の重ね塗りをして、
端っこのBENDERのつまみをゆらすと音がウニュウニュなって、
こんなのピアノでは絶対に出せないので…楽しかった♪
もっとキーボードのこともわかりたいし、
演奏の上でいろいろな関わり方ができるようになりたいです。

私の曲、kodomoも演奏したのですが、一人で弾き語りしているよりもずっといいと思いました。

AVANでの一番初めのリハの時に、
音楽を通して人と人の間にいることとは、とか、
そういう中で自分は何をしたいのか、とか、いろいろ考えて、
ライブの終わった今も考えているのですが、
とにかく、一昨日のRiverSideで、とても真剣にその場にいました。
しかしながら、見えてないもの、聴こえてないものがまだまだ多いので、
これからの目標は、もっと大きな視点で全体の把握ができることでしょうか。
リハにしろライブにしろ、一回一回の機会を無駄にしたくないです。
次回のAVANライブは、8月31日at Namazuです!来てね!

リーダーでベースのavanさんのホームページ。
日記(days of avan)にライブの様子があります。
http://www.geocities.jp/avanbass/

RiverSideのマスター、小串さんのブログ。
http://riverside.asablo.jp/blog/2006/07/25/460921



| 14:53 | comments(2) | ライブ |

2006.07.15.Sat 白い鳥と絵

夢を見ました。
家に白い鳥が二羽。
私以外の家族が連れてきた鳥たち。
「ホーホケキョ」って鳴く文鳥と、オウム。
どちらも真っ白。
知らないうちに連れられてきた鳥たちで、
私と鳥たちは互いにあまり馴染まなかった。
ある朝、目が覚めて、
壁に掛かっている時計の裏側に鳥たちがいるのを見つける。
寝床から「ホーホケキョ」と鳴き真似をしてみると、
鳥たちがソワソワして、ちょっと落ち着かなくなった。
もう一回「ホーホケキョ」とやると、
二羽そろってゴソゴソとこちらにやってきた。
そして更にもう一回「ホーホケキョ」。
首をかしげて聴いている。
手を差し伸べると、もう迷わず乗ってきたので、
そのまま肩へ。
それからは両肩に一羽ずつとまらせて過ごしましたとさ。
とてもとてもかわいかった!
そんな夢。おしまい。



ここからは本当のこと。

昨夜は絵を描きました。
来月展覧会に出す絵。
私の個展ではなく、大勢の人たちの作品と一緒に一点だけ出展します。
今まではプリントアウトしたポストカードやポスターを、
ライブ会場で興味を持って下さる方に数百円でお分けしていたのですが、
本物の原画の展示は初めて。
そして買ってくださる方がおられたら、もちろん喜んで売るわけですが、
そうすると、私の手元からはその絵は永遠に無くなってしまうわけです。
これが好きだ好きだと思いながら描いて、
出来上がったら、やっぱり大好きと思っていて、
で、それが、もしかしたら永遠にどこかへ行っちゃうなんて、
とても辛いです。

その点、音楽は違います。
音楽は作ったら、ずっとある。
他の人が演奏しても、自分のところにずっとある。
自分のところにもあるし、誰かが私の音楽を覚えて口ずさんでいたら、
どこか知らない遠いところにもある。
(これは、考えれば考えるほど、すごく不思議。)

でも、とにかく私は絵を描いてそれを売るということをすると決めたので、そうします。
その上でよく考えてみたら、何てことだろう…と。
私と同じくらいこの絵を好きな人に買ってもらいたいです。
今日は額縁屋さんに行ってきます。

↑こういうことを考えながら寝たら、白い鳥の夢を見ました。
何でだろう??

というわけで、本当におしまい。



| 13:32 | comments(6) | 日記etc. |

2006.07.13.Thu 一茶・手・キーボード

最近のこと、箇条書き。

・Namazuのライブが終わった。
・辛島文雄トリオのライブに行った。
・AVANのリハがあった。

初めてのNamazuでのライブ、無事に終わりました。
いつもの曲たちに加えて、6月に出来た曲たち、
先月お亡くなりになった版画家の井田照一さんを悼む曲、
画家のミズテツオさんの詩画集の中の詩にメロディーを付けた曲、
小林一茶の俳句からインスピレーションを得て、その句そのものをタイトルにした曲など演奏しました。

岩波文庫の『一茶俳句集』を読んでいるのですが、面白くって♪
貧しい旅の様子を気取らず、面白おかしく詠んであります。
旅に出る前は「衣替えをしたらシラミからひと時解放されたよ」という内容を詠んでいるのに、
旅の最中になると「衣替えをした。替えたけどやっぱりシラミ…」という句が出てきたり。
「冷やし瓜二日たてども誰も来ぬ」
(川にもう2日間も冷やしてある瓜があるよ。誰も取りに来ないようだから、そろそろ自分が食べてもいいかなぁ?と私には読めるのですが…)
「手の前に蝶の息つぐ茸哉」
(茸を採ろうと手を伸ばしたら、その先に蝶がとまっていたよ。思わず見つめてしまったよ。という感じ。)

私が曲のタイトルにしたのは次の句。
「初蝶や一夜寝にけり犬の椀」
(今年も蝶の季節になって、この生まれたばかりの蝶が一晩、犬用のお椀の中にまどろんで行ったよ。食べられるかもしれないのにね。)
粒子の細かい夜の時間、そして眠たそうな蝶の羽。そういう曲。

ご来場いただいた皆さん、本当にありがとうございました!



辛島文雄(p)トリオのライブ。井上陽介(b)、高橋信之介(ds)。
どの方の演奏も生で聴くのは初めて。
楽屋から会場へ向かう階段を下る辛島さんの身のこなしが軽やかで、
いつも何か運動をされているのかなぁと思いました。
そして演奏する時の手。
常に柔らかく丸く鍵盤に触れているので、手だけでなく鍵盤も柔らかくフワッとしたものに見えるほどでした。
辛島さんは何と私と同じ九州大学の先輩だそうです。

ドラムの高橋信之介さん、またしても同世代の”すごい人”を目の当たりにしてしまいました。
身体とドラムの間にリズムが渦巻いていて、目に見えないはずのリズムが見えてしまったような感じでした。


そして、7月24日(月)に初めて参加させていただくバンド、
AVAN(alternative vibes after noise)のリハ!
リーダーでベースのavanさん(http://www.geocities.jp/avanbass/)
が手配して下さったキーボードをお借りして演奏。
24日までに、とにかくこれに慣れること。
この楽器はどこをどうしたらどうなるのか。
音楽として成り立つように…!

皆さま、応援に来ていただけたら幸いです!

■7月24日(月)20時〜 
 ¥1500
 alternative vibes after noise (AVAN)ライブ
 avan(b) 藤井雅和(sax)藤山和哉(ds)ふかみあや(p&key)  
 JazzSpot RiverSide
 福岡市博多区中洲3-7-34-2F
 tel 092-281-6843
 http://www.jazz-riverside.com/
 いつもお世話になっているリバーサイドでのライブ!
 AVANというバンドで参加します。こんなの初めて!!なライブです。
 是非聴きにいらして下さい!



| 03:20 | comments(6) | ライブ |

2006.07.06.Thu あしたなまず

明日は春吉のNamazuでライブです。
ピアノを試し弾きさせていただいたのですが、
とてもかわいらしい音でした。
ピアノの音が分かるとライブをイメージしやすくなります。

構成をやっと決めたので、手描きでプログラムを作ろうと思ったら、
一曲入れるのを忘れている曲がありました…。この曲どこに入れよう♪
衣装、手元にあるものをちょっと加工します。
絵の具を出してこよう。さて、何でしょう(笑)?
こういうことに喜びを見出しているのが、幼稚園児みたいですが、
実行に移しても誰にも文句を言われないのは、大人になったから。
衣装、明日のお楽しみ。
明日へ向けて着々、黙々と。

■7月7日(金)21時半〜
 ¥1500
 ふかみあやソロライブ(piano&vocal)
 Namazu
 福岡市中央区春吉3丁目25-1 春吉ビル1F
 tel 092-752-6687
 http://www.geocities.jp/haruyoshinamazu/index.html



それから…
9月13日(水)渋谷の公園通りクラシックスでライブします!
詳細またお知らせします。
東京方面の皆さま、スケジュールに入れといて!
聴きに来て♪♪



| 23:16 | comments(7) | ライブ |

2006.07.04.Tue 14世紀から伝わっている気配

久留米市の石橋美術館へ行きました。
「雪舟からポロックまで」という、同美術館と東京のブリジストン美術館のコレクションを一堂に会する展覧会でした。
最終日と知らなかったので、友人に誘ってもらわなかったら見逃すところでした。

観に来た人が皆、列になって作品の前を順々に同じペースで進んでいくのには、
会場に入った瞬間にうんざりして、
(こういう時に自分のペースでなく、周りに合わせたペースで動くのは本当に疲れます。)
列には加わらず、空いている展示室の空いている作品から観て行きました。
しかし閉館時間も迫ってくると、どこもガラ空き。

ここから先が贅沢な時間♪
好きな作品、観たい作品だけを何度も何度も展示室を往来して観ました。
雪舟と藤田嗣治と因陀羅。

雪舟の《四季山水図》、今までは奥深い展示ケースでしか観たことが無かったのですが、
今回は浅いケースだったので作品に大接近して観ることが出来ました!
友人に教えてもらって観ていると、
離れたところからは見えなかった色(朱とか白とか緑とか)で細かく彩色されているのが分かりました。
一人で観ても大接近のありがたみが分からなかったと思う。感謝!
そしてやはり、数歩下がって全体を見渡すと、唯一無二の凄みが伝わってくるのでした。

藤田嗣治は全面的に好き!
どこをとってもきれい。汚れていてもきれい。
見惚れてしまう。

因陀羅のことは今回初めて知りました。
中国の元の時代(14世紀)の人だそうです。
《禅機図断簡 丹霞焼仏図》という作品でした。
仏像を燃やして暖をとっているお坊さんと(お坊さんなのに!)、
後ろからそれを指差しているもう一人のお坊さんの図でした。
その二人の気まずい空気感が面白くてたまりません。
仏像を燃やしている方のお坊さんが、両手を炎にかざしつつも、
もう一人のお坊さんの方を振り返っていて
口元から白い歯が覗いてにやけているようなのが、
「あ、見られた!しまった!」という表情にもとれるし、
「ざまあみろ!」という表情にもとれるし…。
見飽きない絵。14世紀から伝わっている気配。
↓このページの真ん中あたりに載ってます。因陀羅の作品。国宝。

http://www.ishibashi-museum.gr.jp/collections/b.html




| 02:02 | comments(2) | 日記etc. |


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