深水 郁(Aya Fukami)の日記。ライブスケジュールや日々の出来事を書きます。ピアノを弾いたり歌ったり。絵も描くよ。
2022.12.08.Thu スポンサーサイト

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2006.08.30.Wed 利賀村・ARASHI!

富山県の利賀村へ行って帰ってきました。
利賀芸術公園( http://www1.tst.ne.jp/togapk/index.html )で上演された、
演劇「ARASHI」(シェークスピア原作、山田恵理香・三浦宏之演出)の中でピアノを演奏しました。
8月初旬に福岡で既に公演があったのが、
( http://www.ffac.or.jp/search/index.html )
8月27日の利賀公演のために大幅に創り直されたものでした。
ビデオで観た福岡公演と、全く違った新しい芝居が創り出されていくのを見て驚きました。
芝居を作っていく現場に立ち会うのも、ましてやその中で生演奏するのも初めての経験。
台本というのは最初から最後まできれいに辿るものだろうと思っていたのですが、
決してそうではなくて、演出家が自由自在に切り貼り(適切な表現かな?)して、
そうすることによって表現していくのだということを初めて知りました。
一人の役を二人の人がクニャクニャ絡み合いながら演じていたり、
(同じ台詞を二人が全く別の口調でずらしながら言ったり、代わる代わる言ったり、
時には一緒に言うこともあったり・・・)
一人の人が台詞を言っている合間に、別の人が別の台詞の中の言葉を挟み込んだり、
(通常、作品を観たり読んだりした後で残るものが大まかなストーリーと、混沌の中にあるいくつかの印象だとすると、
こういう手法はそいうことを表すのに的を得ているのかもしれない、と素人なりに感じました。)
舞台上の空間が前と後ろで完全に区切られて、それぞれで別の時間が進行していると思っていたら、
突如として両者の時間が一体となったり(多分・・・)、とにかく大胆!
理路整然としたものを口から入れても、内臓の中では混沌と化すわけで、
今回の舞台はとても内臓的なのではないかと思いました。
(しかも見せられて不快なだけの内臓ではなく、説得力のある内臓!)

さてそんな中での私の役割は舞台の袖の方にある片隅の暗がりで、
指示された台詞をきっかけにピアノを演奏すること。
出番の合間は、流れを見失わないように台本を追いかけているのですが、
そういう演奏しない時間が含まれていることで、更に緊張が高まりました。
演奏しながら手は震えるし、汗はかくし(笑)。
演奏中に客席に視線を向けると、お客さんたちが乗り出すようにして集中して舞台を観ていて、
間違いなくいい感触でした。
普段のライブだったらお客さんはこちらを向いているものなのに、
別の方向を向いているのを見て「よし!」と感じているのが我ながら新鮮でした。
共演はバイオリニストの太田圭亮さん、韓国のチャンゴ奏者のチェウクさん、
そして全ての作曲を手がけ、歌を歌った吉川達也さん。
素晴らしい人たちでした。
舞台の上手側と下手側の二手に分かれての演奏だったので、
欲を言えば皆で近くに寄っていろいろな演奏を試みてみたかったです。
公演が終わった後にスタッフの方が「ARASHIのCD作ればいいのに」と言っていて、すごく嬉しかったです。

眠たくなってきたのでとりあえず、今日のブログここまで。
ARASHI利賀公演を通していくつもの良い出会いがありました。感謝です。
あ、利賀村で天の川観ました。
おそろしい吸血虫の「おろろ」には刺されませんでした。
最終日の午前中、一人川辺を歩きながら歌って気持ち良かったです。
夏が終わりました。
おしまい〜。


| 05:14 | comments(7) | 日記etc. |

2006.08.15.Tue ふかみあやライブat公園通りクラシックス9月13日フライヤー

2006年9月用
作りました!
mariちゃんの写真から〜。
9月の東京、渋谷の公園通りクラシックスであるライブのフライヤーです。
久しく会っていない方々や、そもそも私のことを知らない方々が、
こんな人なんだ、と私のことを思い出したり、想像したりできるように、
顔の分かりやすい写真を選びました。
●黒丸の位置を決めるのに、昨夜一晩かかりました…。
後ろにヒョロっと生えている木が好きです。

■9月13日(水)
 19時開場19時半開演 ¥2500(1drink付)
 ふかみあや (pf,vo)ソロライブ
 公園通りクラシックス
 東京都渋谷区宇田川町19-5東京山手教会B1F
 tel 03-3464-2701(hall)  03-3423-6343(office)
http://www.radio-zipangu.com/koendori/

東京方面にお住まいの方、是非お越し下さいね〜!


赤ちゃんのいる友人の家へ遊びに行きました。
生後6ヶ月!もうどこからどう見ても、男の子です!
(私も「どこからどう見ても男の子」の赤ちゃんだったそうです…)  
2ヶ月前に会った時には、寝返りをうつこともできなかったのに、今回はなんと、床を這っていました。
ハイハイをするまでには、もう少し。膝を伸ばしたままで、手の平にグッと力を込めて這っています。
時折、膝を曲げて四つんばいになってみますが、お尻や太ももがビリビリ震えています。
久々に会って前回との違いを発見するのも喜びですが、(親と違って他人は気楽です・・・)
こうした何かが出来るようになっていく過程を見ることができて、何だか得をした気分でした。
音の鳴るおもちゃを床に叩きつけ、それらを(時には私の手も)手にとっては歯の生えていない口に運び、
涎を垂らして回っています。
抱いてみても以前は、小さいもの(赤ちゃん)を体の前に持っているという感じでしたが、
6ヶ月にまで成長した今は、抱き合っている感じがしました。
私と友人が話に興じていると、床から上体を起こして眉間にシワを寄せて、深刻な表情で聴いています。
何も出来ない「生き物」だった赤ちゃんに、人間の動作を見出す度に感動してしまいます。

今月27日に富山県の利賀村の演劇の公演の中でピアノ演奏をすることになりました。
福岡市文化芸術振興財団企画の演劇だそうです。
合掌造りの芝居小屋があるそうです。富山初めて。

先月お知り合いになった京都の芸妓さん(三味線を演奏される地方さん)から、
残暑見舞いが届きました。
「これからも作曲・演奏活動きばっておくれやすね」って。
「きばる」って「頑張る」より鋭い感じがします。
私、きばります。

頭や心を耕してくれるものが、いくつも舞い込んでいるこの8月です。
実らせていきたいです。



2006.08.12.Sat さかなカメラ、ありがとう!

photo by mari 1
photo by mari 2
photo by mari 3
photo by mari 4
                photos by mari

友人で写真家のmariちゃんに、撮影をお願いしました。
(mariちゃんのホームページ http://cocomarimo.boo.jp/ )

「一時間後に迎えに行きます。場所は○○〜」とメールが届いて、
ピュ〜っと海辺に連れて行ってもらって、
「この辺に立ってみて」
「太陽の方、向いて」
「睨んで」
「これ持ってみて」

カメラに半分隠れたmariちゃんの顔と細い指、
まぶしくて直視できない太陽の光、
不思議な形の植物たちと一緒に海からの風に吹かれて、
撮られながら「魚の話なんかやめて」を歌ってました。
さすがmariちゃん。
一緒に歌ってくれました。

出来上がった作品たちを見て、また思いました。
さすがmariちゃん!!!
一緒にいたあの時あの場所で、私には思いもよらないこんな世界が
mariちゃんの中では作られていたのかとびっくりしました。
mariちゃんに撮ってもらって本当に良かったです!

photo by mari 6




| 12:43 | comments(5) | 日記etc. |

2006.08.06.Sun ずっと食べてた・ずっと飲んでた・でもゆっくりと

早朝から畑友(はたけとも)がやって来て、夕方まで。
父と3人で畑の脇にパラソル立てて、収穫した野菜たちを食べて、ビールやワインを飲んで…そんな一日でした。
パラソルの日陰からビール片手に畑を見回して、
「あれ食べようよ」と収穫して、軽く調理して食べちゃうのです。
美味しいだなんて言うまでも無く、顔がホコホコ緩みっぱなしでした。

・ラジオからは「夏休み子ども科学・電話相談室」(?)が聴こえていて、
・聞いたことの無い声の小さな鳥が大きな声で鳴いていて、
・よく見る木の名前を父に尋ねたら全然聞いたこともない名前で、
・畑友の幼少期のエピソードで溝から子猫を引っ張り上げたけれど、あれは
 もしかしてネズミだったかもしれないとか…、
・ラジオの番組が変わって「月がとっても青いから」の歌が流れてきて、
 「月の砂漠」の次はバタッと床に倒れこんでこの歌を歌おうかと思ったり、
・太陽が移動して日陰も移動するので、私たちもそれを追いかけて移動したり(何度も!)
・ラジオで落語があってたけど知らないうちに終わってたり、
・トマトもキュウリもカボチャもナスもネギだってニラだってみんな好きと思ったり、
・そして気が付いたら、ずっと日陰にいたはずなのに、日焼け止めも塗ったのに、
半袖から出た腕が真っ赤に焼けていて、今も火照っています。


よこ


| 02:31 | comments(5) | 日記etc. |

2006.08.04.Fri 2006年8月ライブフライヤー

2006年8月ライブ

今月のライブのフライヤーです。
夕焼けみたいな朝焼けみたいな、枝豆みたいな海草みたいな。
よく言えば花火です。

■8月24日(木)19時半〜/21時半〜(2stage)
 カビリア・カフェ
 福岡市中央区六本松2-6-5
 城南線六本松バス停前
 tel 092-731-2455
 music charge ¥500
 http://www.cabiria-cafe.com/
 ソロライブです。
 「The6Pines」六本松の歌はここのお店でしか歌いませんよ〜♪


alternative vibes after noiseライブ!!
avan(b) 藤井雅和(sax) 藤山和哉(dr) ふかみあや(key)
■8月31日(木)21時半〜
 Namazu
福岡市中央区春吉3丁目25-1 春吉ビル1F
tel 092-752-6687
music charge ¥1500
http://www.geocities.jp/haruyoshinamazu/
 AVANでのライブ第2弾!!!!!!!!!!!!!!
 「!」がいくつあっても足りない!!!!!!!!!!!
 そんなライブです♪


髪を切りました。
自分で自分の髪を切りました。
背中の3分の1が隠れるほどの長さだったのですが、
今はショートカットです。
今までも何度もショートカットにしていたので、
「戻った」とか「懐かしい」とか言われます。
「子どもみたいになりましたね!」と言った方がおられましたが、
これも「戻った」の一種です。

今日から、京都のダンサー、坂本公成さんのダンス・ワークショップに、
音楽を付けています。
とは言え、私も参加者の皆さんと一緒に身体を動かしていました。楽しくて♪
針金細工の人形になったつもりで他の人に体を動かされたり、自分が他の人を動かしたり。
ステージの中で他の人がポーズをとっているところに、
絵を描く感覚で自分もポーズをとって加わったり。
最後の二人一組の踊りでは、坂本さんの提案で「月の砂漠」を歌いました。
動きの流れに沿って歌ってみる、歌の中で動いてみる、
これらが同時に起こって、歌も動きも活きた感じでした!
もっと自由に、もっと豊かになっていけそうな時間でした。





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