深水 郁(Aya Fukami)の日記。ライブスケジュールや日々の出来事を書きます。ピアノを弾いたり歌ったり。絵も描くよ。
2022.12.08.Thu スポンサーサイト

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2006.12.24.Sun 夢の話を。

夢の話を書きます。

閉店しているレストラン兼ギャラリーのお店(夢の中でしか知らないお店)があって、
いつも気になっていたのだけど、その日ちょうど通りかかってみたら、
やっぱり閉まっていて、閉まってるって言っても中を見るくらいできるよねぇ、
(どうしてそんなこと思ったんだろう!)と入り口のガラスのドアを押して中へ入ると、
おじいさんが一人出てきて
「閉まってるんですけどねぇ、でもごゆっくりされて下さい。」と。
お店の奥にグランドピアノを発見。
そうこなくっちゃ!とばかりに「ピアノ弾いてみていいですかぁ?」
おじいさんが「あぁ、いいですよ。でもそれは…。」
と言っている時には私は既に蓋に手を掛けていて、
蓋の端っこが中身の木がクズクズに露出していて、
黒い布のカバーの下をモゾモゾ動いていくものがいて、ネズミか…と思っていたら、
今度は蓋の上に乗っている4,5cmくらいの茶色く枯れた色のカサカサした丸いものを発見。
蓋を開けようとしたはずみに、蓋とピアノ本体の間に少し挟んでしまって、
そのグジュッとした感触が気持ち悪かったので、
ここで初めて「わっ!これは何ですか!!」と声を上げると、
おじいさんが飛んできて、茶色いものを床に叩き落として、
「ブクが!ブクが!」と怒りながら足で思い切り踏み潰しました。
ブクって何?何?ということはさておき、
鍵盤に触ってみると、一つの鍵盤を押さえているのにいろいろな種類の音があちこちから聞こえたので、
弾く前からこんな状態だろうというのは分かっていたのだけど、
ここでやっと諦めが付きました。

おしまい〜。



ずいぶん前に夢の中で弾いたピアノは…
一つ一つの鍵盤の幅が5cmもあって、
でも鍵盤の数は通常通りの88鍵なので、ものすごく巨大!
そしてその上、黒鍵と白鍵の高さが同じで平べったい面になっていて、
その鍵盤の面に青い地にアンティークっぽい花の絵が描いてあるというものでした。
そのピアノの前に座って高揚した気分になっているのだけど、
これって、すごく弾きにくい…でも弾くしかないんだけど…と思っていました。

おしまい〜。


| 01:50 | comments(0) | 日記etc. |

2006.12.20.Wed 今年最後のライブ!

カビリア2006年12月フライヤー
昨日というか今日描いた、「今日の絵」からフライヤーを作りました。

12月28日(木)
1st.19:30〜/ 2nd.21:30〜 music charge ¥500
カビリア・カフェ
福岡市中央区六本松2-6-5 城南線六本松バス停前
tel 092-731-2455
各ライブ終了後にsugiさんによるmagic showがあります!!

今年のライブはこれで最後〜〜!!

1月は25日がカビリア・カフェ、
29日と30日がぽんプラザホールで黒猫「cafe-rickety」(ダンスの公演)、
31日が東京、渋谷の公園通りクラシックスでなんと羽野昌二さんをゲストにお迎えしてライブです!
それから、31日は他にも楽しいことがあります♪♪来て来て!



2006.12.20.Wed 今日の絵

今日の絵は、こんなのとか、
2006年12月20日

こんなのとか、
2006年12月20日

こんなのとかです!
2006年12月20日



2006.12.16.Sat 通勤する人々

この間偶然に「通勤する人々」を見ました。
朝の8時半くらい。
昔学校に通っていた頃なんかは私もこんな中にいたはずなのですが、
すごく久しぶりで、すごく珍しかった。
青信号で横断歩道を渡ってくる人の波を振り返って眺めました。
皆が同じ勢いで、同じようにどこか目的とする場所に向かって進んでいて、
同じところを見ている、というよりは何も見ていないような目で進んでいました。
昼や夜に街を歩くと、いろいろな人がいてその中に私がいると感じられるのですが、
朝の「通勤する人々」は全く以て「知らない人たち」でした。
面白いので誰か一人を尾行してみようかと思うくらいでした。
(蟻の行列を辿って巣を突き止めようとする気分です…もちろん尾行なんてしませんでした。)
今度は、待ち合わせによく使われている広場で、柱を背に人の流れを眺めました。
(立ち止まっているのは私だけ。)
そうすると、どの瞬間からか人々の足並みが緩やかになりました。
皆、一斉にです。それが8時40分くらい。
人々の視線もあちこちに向くようになりました。
8時50分くらいに、その日初めてカップルを目撃、2,3歳の子どもを連れた女性もいました。
9時頃にその場を離れましたが、歩みが遅くなっても連れ立って歩いている人は少なく、
ある二人連れの交わしている会話が目立っていました。

と、観察、記述してしまうほど私には珍しいものでした。
特に皆が一様に無表情で、同じ速度で同じ方向に向かっている様や、
それがある時を境に解ける様子をとても興味深く感じました。


そして今日は、知らないうちに知り合いが亡くなっていたという報せを聞きました。
私のピアノを聴いた人が。何ヶ月も前に。知らなかった。





| 01:34 | comments(7) | 日記etc. |

2006.12.12.Tue みちなきみち・熊本編、それからその後のこといろいろ

みちなきみちライブ最終の地は熊本、玉名。

この日は昼間に九大六本松キャンパスの第一食堂であった「ホームカミングin六本松」のイベント内で演奏。
「The6Pines」(六本松の歌)で歌っているあの頃以来で第一食堂に足を踏み入れました。
大学に入学したてのあの頃は、ピアノも弾いていなかったし、もちろん曲も作ってなかったし。
まさか卒業後に第一食堂で特設ステージに上って、弾き語りをするようになるとは!
特に私は在学中、決していい学生ではなかったので。
私の演奏を聴いて下さった方がどのくらいおられたのかは分かりませんが、
イベントの時間帯に400人の入場者があったそうです。

学食のメニューを食べた後、スウェインさんと合流、大急ぎで玉名へ。
会場に着いたのが、羽野さん貞永くん一行とほぼ同時刻。
ライブは…福岡から応援に来てくれていたMちゃんの客席からの「サイコー!!」の一言と、
熊本から駆け付けた友人の「こんな場所でこんなすごい音楽が聴けるなんて!」という感想で
ずいぶん気持ちが救われました。
多くは書きませんが、音楽に合った会場、演奏の為の場作りの大切さを痛感しました。
この日の為に「すみません」も「ありがとうございます」も何度口にしたか分からないけれど、とにかく知らなすぎたと思う。

深夜に福岡に帰り着き、お別れ。
長崎のパニックパラダイスで聴いたようなソロのドラムや、ツインドラムのセッションをまた聴きたいし、
福岡のキャロウェイでしたみたいな気持ちのいいライブをまたしたいです。
羽野昌二さん始め共演の方々、そして聴きに来て下さった方々に感謝です。
みちなきみちライブ、おしまい!

そしてその後のこと。

スペインレストラン、カフェ・デル・キャンディ5周年記念の演奏をしました。
お店は予約でいっぱいでした。
オーナーのノリさん始め、スタッフのKさん、T君にお世話になっていい時間になりました。
演奏周辺のことをとてもとても丁寧にして下さって、心遣いが沁みました。
マッシュルームの土鍋焼きと焼きりんごが美味しかったです!
カフェ・デル・キャンディ専属ギタリストのノボルさんはいませんでした。


障害のある子どもたちのクリスマスパーティで演奏しました。
オリジナル曲をいくつかと子どもも歌えるクリスマスの曲を演奏。
オリジナルの曲はここのところ演奏の機会がいくつか続いていたせいか、
ただスルスルッと弾いてしまったようで、演奏後にとても焦りました。
(でも皆、とてもよく聴いてくれました!)
そこで「あわてんぼうのサンタクロース」を何人かの子どもにマイクを持って歌ってもらったら、
一人一人が全然違う歌い方で…面白かった!
皆の真ん中に立ち上がって、ものすごいスローテンポで歌った子なんかは本当にかっこよかった!
演奏後に子どもや保護者やボランティアの方々に交じってフルーツバスケットなどのゲームをしたり、
結局パーティの最後までいました。
一人の子が私の髪の短いのを見て「男なの?女なの?ねぇ男でしょ!」と何度も尋ねてきました。
私の手を取って自分の喉に当てようとする子もいました。
その日が17歳の誕生日だというボランティアの男の子が私のCDを買ってくれました。
私のCDを買ってくれた、恐らく最年少です。
他にもお子さんが私の演奏を耳を塞がずに聴いた、という保護者の方や、
パーティの主催の方々がCDを買って下さいました。
不思議だったのは、私がその場にいる一番外側の人間のはずなのに、居場所があると感じられたこと。
何だろうこの感じ。不思議だけど嬉しい。
「〜しなくちゃいけない」が無くて、そこに漂っている余裕というかゆとりのようなものが心地良かったんだと思います。

来年1月29日30日公演のダンスコミュニケーションCo.D.Ex主催「黒猫Cafe-Rickety」のリハに参加しました。
二人のダンサー(スウェイン佳子さん、ピピンさん)と、映像作家(黒岩俊哉さん)と、
ミュージシャンはなんと7人も出演します。
バンドAVANでご一緒させていただいているベースのavanさん、サックスの藤井雅和さん、
この日初めてお会いしたジャンベのKARASさん、ハングや口琴を演奏されるおーちゃんらと
練習会場の四隅に散らばってダンサーを囲む形で即興演奏。
ダンスも即興。
私はピアノとピアニカで連綿と続く網目模様のような音なんかを出しました。
初めて会って自己紹介もしないまま演奏が始まっていて、音を介して関係しあっていきました。

帰り際に2月にライブを予定しているAVANの打ち合わせ。
リーダーのavanさんが私の曲を何曲かアレンジしてくださるということで、
どの曲にするか提案させていただきました。
その中に「歌のまぼろしもやしもやし」という曲があって、
私の曲の中でも最も情念(?)が強く出ていて、
avanさんがそういうのを怖がるお人だというのは分かっていたのですが…
あえて、とまではいかないけど分かってるのに、選曲してしまいました。
そして予想通り「怖いです!」と言われました。
2月のAVANライブをお楽しみに…!

今日聴いたのは、坂田明miiの「赤とんぼ」。
坂田明 Alto Sax, Clarinet, Bells, Bird Call、黒田京子 Piano、バカボン鈴木 Wood Bass。
2004年12月に福岡のニューコンボ(移転前!)にライブを聴きに行った時に購入したCD。
盤面に坂田さん、黒田さん、バカボンさんのサインをいただいているのをこうして時間を置いて見ると、
やはり元気が出ます。
何度も聴いているけど、今日久しぶりに聴いたら今までで一番気持ちよく聴けました。
黒田さんのピアノの上品な音が好きです。
音を聴きながら、黒田さんの手がどうやって弾いているのか映像を思い浮かべ、
さらにその手の運動を自分の身体に投影してみると、あぁ私はこんな風には弾けないというのがよく分かります。
私の指はこんなに速く動いていないし、これだけ弾くエネルギーというか迫力というか集中力が足りてない、と。


| 02:49 | comments(0) | ライブ |

2006.12.08.Fri みちなきみち・福岡編

長崎のライブから一夜明けて福岡へ移動。
羽野さんが運転して下さって貞永くんが助手席、私は後部座席でドラムや羽野さんの釣竿と一緒に揺られていました。
こういう移動時間など3日間、羽野さんは本当にたくさんお話をして下さって、
(赤い糸は丹田から出ているとか、海の潮のこととか、チヌのこととか、)
それが面白いので、その場にいる人だけで聴いているのがもったいないくらいでした。
私もいつもは他人に話さないことまで話してみたりして(幽霊見た、とか)。
羽野さんのこういうコミュニケーションのとり方、特に聴き上手(話させ上手)のところは、
演奏にも反映されているのだろうなと思いました。
(演奏とコミュニケーションとどちらが先か分からないけれど。)

そして福岡キャロウェイでのライブ。
この日は羽野昌二さん・貞永聖文さん(dr)藤井雅和さん(sax)に私(p&vo)、
お客さんで来て下さっていたスウェイン佳子さん(dance)も途中から参加しました。

3日間のライブで演奏したのは羽野さん貞永さんのソロ、デュオや、
私も交えたフリーの演奏に加えて、羽野さんが私の曲をドラムの演奏でアレンジして下さいました。
「氷の魚」「魚の話なんかやめて」「kodomo」「みたされてゆく」「まよい道」が普段とガラリと様相を変えて、
月並みな表現ですが、かっこよくなりました。
自分の世界に他人が入ってくれて、
分かりました、あなたのそれをやりましょうと言ってもらえるのって嬉しいです。
それから羽野さんの名曲「脳ミソ」や「見えるようで見えてない」も演奏しました。
もう、やみつきです。
ライブが終わって数日経過していますが、一日に5回くらい歌っています!

福岡のライブは、やっとピアノが弾けたということや、
AVANのバンドでも一緒に演奏しているサックスの藤井さんが加わって拠り所(?)が一つ増えたこともあって、
とても楽しめました。
他のメンバーが演奏しているところに、長縄とびに入るみたいに間を計って入ったり、
ピアノで細かいフレーズを弾いても聴こえそうにない時は
他の楽器の音の背景を彩るつもりでペダルを踏みっぱなしで和音を重ねていったり・・・。
遊んだ・・・遊んだけれど、もっと多様に遊びたいです(笑)。


閑話休題。
12月9日夜はスペイン・レストランのカフェ・デル・キャンディの5周年記念イベントで演奏します。
お店の一角に突然ふかみあや登場です。
先日打ち合わせをしにお店を訪れた際にいただいた生牡蠣・・・美味しかった!
タバスコがあんなに合うとは〜!

そして今週末は障害のある子どもたちの為のクリスマス・パーティでも演奏します。
レクリエーションとかフォークダンスとかにも一緒に参加させてもらって、
その流れでのライブです。
こちらが心を開いたら、おそらく何十倍ものお返しがありそう。

今日のブログ、おしまい〜。もう朝です。


| 04:31 | comments(2) | ライブ |

2006.12.07.Thu みちなきみち・まずは長崎編

羽野昌二さん、貞永聖文さん(お二人ともドラム!)との、
途中に藤井雅和さん(sax)、スウェイン佳子さん(dance)を交えた3日間のみちなきみちライブが終了。
長崎、福岡、熊本それぞれ全く違うライブでした。

長崎パニックパラダイスでの1st.setの羽野さん貞永さんのソロ、そしてデュオは本当にかっこよくて、
渦が出来ているような、その日の道中で立ち寄った虹ノ松原の海のあっちの端からこっちの端まで
全部いっぺんにザッブ〜ンと波打ったその時のその瞬間がもっとずっと続いているような、圧倒的な時間でした。

道中で立ち寄ったと言えば、七ッ釜も素晴らしかった。「素晴らしい」なんて言葉が薄っぺらく感じるくらい。
玄武岩の柱状節理が様々な方向に重なり合いながら洞穴を形作っている様子は、
冷え切った溶岩なのに今も静かに蠕動しているかのようでした。
それらが透き通るような青い海から生えている。
天気のいい日に観に行ってみて!

・・・このドラムの音の中に私の歌とピアニカ(この日はピアノは演奏しませんでした)でどうやって入っていけるのか、
羽野さんや貞永さんと同じように、「そこにいる一人の人間」になれるのか。
でも結局「出来ること」をするしかなくて、私はそのようにした・・・結果、私に「出来ること」の少なさを再認識しました。

みちなきみち、まずは長崎編おしまい。

羽野昌二さんとPeter Brotzmannさん(sax)のCDを聴いています。
こんなに速く手も足も動かし続けていたら、身体の中身とか頭の中身(脳ミソ!)とか変容してしまいそう。


| 02:20 | comments(0) | ライブ |


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