深水 郁(Aya Fukami)の日記。ライブスケジュールや日々の出来事を書きます。ピアノを弾いたり歌ったり。絵も描くよ。
2022.12.08.Thu スポンサーサイト

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2008.10.29.Wed マザー・テレサ→しゃもじ

しゃもじ
昨日の夜、前原音蔵に展示していた、しゃもじと墨絵の作品を搬出。
音蔵の倉重さんと、江上さんご夫妻が、しゃもじの取り外しをお手伝いして下さいました。
倉重さんの用意して下さった黒いパネルに、
練り消しみたいな接着剤でくっつけていたのだけれど、
しゃもじの裏側からこの練り消しのネバネバを除去するのが結構大変。
これを105個分もやるのかと、一瞬気が遠くなりかけたところを、
お三方がテキパキと事を進めて下さって、除去の仕方のコツまで編み出して下さって、
思っていたよりも随分早く片付きました。
ありがとうございました!

江上さんは、私もお手伝いさせていただくことになっている、
来月のマザー・テレサのドキュメンタリー映画の上映会の実行委員長さんです。
会場の方との打ち合わせの前に、
イトシマ・メディア・ファクトリーの倉重さんに打ち合わせ内容の整理をしてもらいに音蔵に来られていました。

 「糸島マザー・テレサ愛の映画祭」
  11月8日(土)12:30開場 13:00開演 入場無料
  前原市 伊都文化会館 
  お問合せ 糸島マザー・テレサ愛の映画祭実行委員会 江上 092−323−2254
  期間限定ブログ♪ http://sky.geocities.yahoo.co.jp/gl/seikazoku365


私は仏教を教える高校に通っていましたが、
この高校にはずっと昔にマザー・テレサが訪れたそうです。
クリスチャンなのに。
図書室の入り口にその時のマザー・テレサの写真が飾ってありました。
マザー・テレサの伝記が英語の教材にもなってたな。

今回はピアノの演奏でお手伝いさせていただきます。
開演までの時間のBGM演奏や、
2本ある映画の間にあるミニコンサートでの、
知念りかさんの朗読とのコラボレーション、
合唱の伴奏などをします。

朗読や司会進行のアナウンスには手話通訳が付きます。
この間のリハーサルで通訳の方が、
健常者の話し言葉や書き言葉と、手話の表現の相違をお話されていました。
例えば「無知」や「ミサイル」など、普段使われる頻度の低い言葉は、
それを直接表す手話表現が無いそうです。
また「貧困」という言葉の手話はあるけれども、
金銭的に乏しいという意味でしかないので、
詩の中に出てくる、ほほえみ、ふれあいを欠いた心が貧しい状態を、
そのままでは表せないのだそうです。
よって、手話で伝える時には、話し言葉で伝えるよりも、
もう何段階かの説明を経なければならない箇所が随所に出てくるわけです。
これを朗読やアナウンスのスピードやタイミングに合わせて行うのは大変です。
すごくすごく大変だろうけれど、興味深いと思いました。

11月8日まで、あと10日です♪


| 15:12 | comments(4) | 日記etc. |

2008.10.26.Sun 波と津波

この間、波という言葉を使ったら、その日の夜、津波の夢を見た。

いくつかの小さな津波はもうやって来ていて、
もうすぐやって来る大きな津波に備えているところ。

車にガソリンを入れておこうと思って、ガソリンスタンドへ。
ガソリンスタンドにあらかじめ置いておいた大きな鍋から、
味噌汁をオタマジャクシですくってタッパーに移して持って帰る。
そうすると、給油したことになる。
ジャガイモとワカメの味噌汁だったな。

幼稚園くらいの男の子が、その父親と一緒に、
やはり給油をしに来ている。
そして私の立ててある髪の毛を不思議そうに見上げている。
「あのおねえちゃん、どうして頭が二つあるの?」と、
父親に尋ねているのが聴こえた。

味噌汁はいつものようにトランクでなく、
後部座席に置いておこうと思う。
もしも土砂崩れに遭って、何時間も身動きが取れなくなった時に、
非常食になると思ったから。
土砂の下で車から降りられない状況下では、
トランクに入れた味噌汁は、出すことができないもの。

給油が終わると、さっきの男の子がこちらの車に乗り込んでくる。
「違うよ」と言うと、
ハッと気が付いて、
車を飛び降りて向こうへ行ってしまった。

「いよいよ津波が来る時は、ビルの高層階にいようと思っていたけど、
何しろとても大きな津波らしいから、ビルも崩れちゃうかもなぁ」と、
ビルが角のところから、もろい豆腐みたいに崩れるのを想像した。

結局、夢の間には津波は来なかった。

夢の中でも、津波・未経験。


| 23:29 | comments(0) | 日記etc. |

2008.10.10.Fri 小石原ポタリー

小石原ポタリー( http://koishiwara.jp/ )という、
小石原焼のブランドの展示会用(11月13日〜東京)の音楽を作って、今日録音が終わりました。
ピアノのソロ演奏です。
二種類の曲と、曲と曲の間をつなぐ即興的な部分が半々くらい。
合わせて20分弱かな。
それぞれの曲と、つなぎの部分を別々に短く録音して、
機械の操作でいい具合に繋げたら…と思っていたけれど、
弾き始めたら一気に全部弾いちゃいました。
その方がちゃんと気持ちが続いて、つなぎの部分も本当のつなぎになるし。

展示会用の音楽なので、出すぎた真似をしてはならないわけです。
↑もしもこれだけを先に聞いていたら、
ひょっとして私には合わないと思っていたかもしれません。
それでもやりたいと思ったのは、小石原焼だから。
あの白い釉薬に、ポツポツと「飛びかんな」の模様が渦巻いている器、
自宅でも使っています。
(ホームページによると、小石原ポタリーの器は、「民陶モダニズム」だそうです。
手前味噌ながら「コンテンポラリーわらべうた」を思い出しました。)

最初に弾いた時には、つなぎの即興的な部分も、
まるで曲みたいに弾いてしまっていたのですが、
そうすると耳が音楽に傾きっぱなしで、目的にそぐわないので、
立ち会ってくださった担当のTさんのご提案で、
もっと隙間の多い、もっと抽象的な演奏にしました。
これが結構、弾いていて面白かったです。新発見でした。
ライブでやったら、お客さんが寝ちゃうかもしれないような演奏です。

今回、ライブでステージで演奏するのと、まるで逆のことを平気で出来ているのは、
たとえこのような演奏をしても、
その中に自分がいなくならない確信があるからだと思います。
他人にそれを匂わせないようにするだけです。

音楽が静かな引き立て役になって、展示会がうまくいくといいなぁと思います。
でも、東峰村の小石原焼の窯元の人たちには、
「こんな音楽作りましたよ!!」って本当は言ってみたいです。


| 02:14 | comments(2) | 日記etc. |

2008.10.09.Thu 夢の話をして、それからライブの話

最近見た夢たち。3つ。

私はどこかの部屋の中にいて、
座っている私に猫が一匹、ピッタリくっついて眠っている。
猫がピクリともしないで熟睡しているので、
私は猫がくっついているのを忘れて、
立ち上がって別の場所に座ろうとする。
すると猫は眠ったままなのにすごい勢いで私を追いかけて、
また私にくっついてくる。
夢の間中、猫は眠っていたので、
私は猫の後頭部と背中しか見なかった。
こういう猫も可愛いと思ったけれど、
結局どんな猫だったのか分からなかった。


箱入りのチョコレートを食べている。
振り向くと友人たちがいて、
自分の食べかけの歯形の付いたチョコレートは置いておいて、
箱の中のチョコレートを二枚ずつ彼らに配る。
美味しいチョコレートだった。
夢の中なのに。味を覚えているなんて。
普通のチョコレートだったけど。


知らないうちに、瞬間移動の能力が備わっていた。
場所だけでなく、時間も移動する。
私の意志に関係なく、突然に。
背中から溶けて、暗い闇を通って次の場所へ移動していく。
背中が溶ける感触は、ちょっと気持ち良かった。

夢の話、おしまい。



羽野昌二さんとビリー・バングさんの福岡ニューコンボでのライブ終了。
ゲストに庄子勝治さんと私。
ビリーさんが沢山お話をしてくれた。
話をする前よりも、沢山話をしてからの方が、
当然だけれど近しい気持ちで演奏できたので、大事なことだと思う。
でも、話をするよりも演奏している方が、
気持ちが通じているような時や、人もあるけど。
羽野さんとビリーさんの演奏をもっと聴きたかった!


次は羽野昌二さんとイタリアのサックスのジャンニ・ジェビアさんとツアーです。
東京→京都→(広島・レコーディング)→福岡。
よろしくお願いします!!
これは福岡版のフライヤーです。東京版のフライヤーもあるそうです。

Live at Space Terra


| 02:21 | comments(0) | 日記etc. |

2008.10.04.Sat ダイコンとニンジン

ダイコンです

前原音蔵、いろいろな方にお世話になって、無事にオープンしました。
個展、終了しましたが、展示を今月下旬まで、しばらくそのままにしています。
音蔵見学ご希望の方は、倉重さん(09037380512)に事前にお問合せくださいね。

音蔵のオープンイベントの準備中から別件で取り組んでいるのが(まだ終わっていないけど!)
新宿大ガード横に新しくできる居酒屋の「ひもの屋」の内装の絵のラフ案描きです。
墨絵をたくさん描きました。
描いては写真に撮ってメールで送る、の繰り返し。
そろそろ本番仕様の特注の和紙(燃えない和紙というのがあるそうです)が送られてくるようです。

個展の期間中は、朝起きて、絵を描いて、音蔵に出かけて、
時間が取れそうだったら戻ってまた描いて、夕方くらいに音蔵に戻って、お酒を飲んで、という日々でした。
「忙しい」と「疲れた」がほとんど同義になっている、というか、
「忙しい」と思う間も無く「疲れた」と思う間も無く、その両方が次々に折り重なっていくようでした。

でもそんな中で、大事な人たちや、初めての人たちが、
音楽を聴きに来てくれて、絵を観に来てくれて、
一緒に音蔵のオープンを祝ってくれました。
ありがとうございました!!
(聴きに来てくれていた子どもたちが、ライブの後に新曲「行灯海月」を歌っていて嬉しかったです。)

これはニンジンです

個展が終わって二日間は(やはり、ひもの屋の絵を描きながら〜)、
「小石原ポタリー」という、
小石原焼のブランドの展示会(11月中旬に南青山であるそうです)の為に作っているピアノ曲の、
サンプル音源を、倉重さんにお願いして音蔵で録音してもらいました。
昨日、担当のTさんからOKをいただいたので、来週はフルバージョンの本録りです。

それで、今日になって(もう日付が変わりましたけど)久しぶりに、
いろいろな用事が途切れました。
ホッとしました。
普段よく歩いてる散歩の道のりで見つけていた、気分の良い畦道を歩いたり、
終点の広場に着いたら、いつもより早い時間で、子どもが沢山遊んでいたりしました。

明日ではなく、もう今日ですが10月4日は羽野昌二さんがやって来てライブです。
ニューヨークのバイオリンのビリー・バングさんとご一緒です。
すごいライブにゲストで参加させていただきます。
ついに今日〜〜!!!

それ以降のライブの情報と合わせて載せますね↓
(月末には白糸酒造での試飲つきライブもあります!)

羽野昌二(drums) & Billy Bang(vln, from NY) Live
◆10月4日(土) 20:00〜 予約¥3500 当日¥4000
New Combo 福岡市中央区渡辺通り5丁目1-22 tel 092-712-7809
ゲスト:庄子勝治(as)、深水 郁(p,vo)
 (羽野さんとビリーさん、この後は京都、常滑、名古屋、東京、千葉と回られるそうです。
 5日の京都はモノクロームサーカスの森裕子さんがゲストで踊られるそうです。
 京都近辺の方は必見です!)

羽野昌二(drums) Gianni Gebbia(as from Italy) 深水 郁(p,vo) Live
◆10月16日(木) 19:30〜 ¥3000
 公園通りクラッシクス 東京都渋谷区宇田川町19-5東京山手教会B1F tel 03-3464-2701
 ゲスト:KARAPPO(Sound&Visual,Electronics)、くぅた(as) 、大井秀樹(performance)

◆10月19日(日) 19:30〜 予約¥2400 当日¥2700
 京都 Parker House Roll 京都市烏丸通り松原通り下がる東側メンバーズゴルフビルB1F tel 075-352-8042 ゲスト:子守祥平、川端宏昌、豊永亮(guitar)

◆10月21日(火) 20:00〜 予約¥2500 当日¥3000
 福岡 スペーステラ 福岡市中央区警固2丁目19-9 百田ビルB1F tel 092-732-310
 ゲスト:avan(bass)
 羽野さんとイタリアのサックスのジャンニさんとツアーです。
 羽野さんとのデュオのCD「Fish Heart/ Water Heart」で、
 ゲストで演奏していただいているのは、このジャンニさんです。
 去年は一日しか演奏しなかったんだけど、とってもとってもとっても楽しかったんです。

◆10月25日(土)19:00〜入場無料(要予約)
 白糸酒造 前原市大字本1986 tel 092-322-2901
 お座敷のピアノでソロライブです。
 この日は昼間に稲刈りです。秋のお酒の試飲もあります。
 白糸酒造に直接ご予約の上、お越し下さいね。


さて、早く寝なくちゃ。

そういえば昨夜は怖い夢をみて夜中に目が覚めました。
夢から現実に移行する夢うつつ状態の時には、
夢の中の怖いことが、しっかりとこちらを捉えているので、
一体どうやって、それをかわそうかと必死でした。
目が覚めてからも、怖かったよなぁ、怖かったよなぁ、と反芻してしまうのでした。
でも、再び眠りに落ちた後、朝や昼を迎えてみると、もうちっとも怖くないんです。
怖い夢で心が傷ついて、
で、その傷があっという間に癒えてしまったのかなぁと思います。
あんなに怖かったのにね。


| 01:51 | comments(0) | 日記etc. |


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